11月27日土曜日に開催された、香川ビジネス&パブリックコンペで、グランプリを獲得しました。テーマは、「障害者の体験に基づいて呼吸で見守る!誰もが安心安全な生活と職場を作るセンサ」でした。
最終選考会には、
ビジネス部門5社、パブリック部門5団体が残り、15分間の最終プレゼンを行い、その後、5分間の質疑応答によって審査されます。最終選考会に残った会社のプランは、どれも地域に貢献することができたり、地域の特性を生かしたものばかりでした。その中で今回は弊社がグランプリを受賞させていただいたことは、大変講演なことです。
2月に受賞した研究開発のシステムのなかで、先行して出来上がってきた呼吸センサーは、人間の呼吸状態を正確に見える化することができ、同時に心拍や体の傾き等も見ることができます。呼吸状態等に異常があった場合は、遠隔アラームが鳴り、助けを呼ぶことができます。つまり遠くにいってもスマートフォン等が知らせてくれるということです。呼吸状態を見守るのは AI です。
これまで、呼吸状態の診断システムは病院にしかなく、しかも睡眠時無呼吸症候群の検査のときだけに使われていました。もちろん家庭にはありません。これまで手軽に測ることもできませんでした。
人間が生きていく上で、呼吸はとても大切なのに…
私は、17年前に頸髄損傷という大きなケガをして、当初は約2年程呼吸器を着けていました。呼吸が全くできない体にとって、呼吸器は命綱です。外れてしまうと、2分から3分で死んでしまいます。そのため、当時私は呼吸器外れがとても不安だった思い出があります。介助してくれる方が、近いから消えただけでも、不安を感じます。たとえ介助者が、トイレに行っている間だったとしても。この不安は、私の友人で呼吸器を使っている方も同様に感じていました。だから使ってみたいという声をいただいています。このような方は、国内だけでも66万人程います。
また、この呼吸センサーは、幅広く見守りに活用できます。例えば、独居高齢者の見守り、乳幼児の見守り、在宅療養者等の見守り、運転手の居眠りや暑いところで働く人の熱中症の見守り等。
弊社は、「1家に1台、呼吸センサー」を目指します。
そして、世界中の誰もが安心安全な生活と職場をつくることを目指します。